中絶手術のリスクとは?
身体・精神への影響と安全に受けるためのポイント
グランレディースクリニック渋谷

Abortion Risk

中絶手術を検討するにあたり、リスクや身体への影響が気になる方は多いのではないでしょうか。

中絶手術は安全性に配慮して行われる医療行為ですが、どのような手術にも一定のリスクは伴います。

本記事では、中絶手術で起こりうる身体的・精神的リスクについてお伝えしたうえで、重篤な合併症はまれであること、安全に手術を受けるためのポイントについて解説します。

目次

中絶手術の身体的リスク

中絶手術には以下のような身体的リスクが考えられます。

  • 術後の出血
  • 感染症
  • 子宮内遺残(絨毛遺残)
  • 子宮穿孔

それぞれのリスクと特徴について解説します。

術後の出血

中絶手術後は、一定期間出血が続くことがありますが、自然に治まりますので、過度に心配する必要はありません。

通常は1週間〜10日程度で、出血量には個人差があります。

ただし、多量の出血が3日以上続く場合は、速やかに医療機関を受診してください。

感染症

手術後は子宮頚管が拡張しているため、通常よりも感染リスクがやや高い状況になります。

ただし、適切に消毒・滅菌された器具と清潔な手術環境で行えば、感染リスクは大きく抑えられます。

クラミジアなどの性感染症がある場合は事前検査で把握し、適切に対応することが大切です。

子宮内遺残(絨毛遺残)

手術後に子宮内の組織が一部残ってしまう状態を指します。術後の超音波検査で確認し、必要に応じて追加処置を行います。

術後検査をきちんと受けることで早期に発見・対応が可能です。

子宮穿孔

手術中に器具によって子宮壁に穴が開いてしまう合併症です。発生は極めてまれで、ほとんど起こることはありません。

また、WHO(世界保健機関)が推奨する吸引法(MVA)を用いることで、このリスクをさらに低減できるとされています。

参考:日本産婦人科医会|安全な人工妊娠中絶手術について

参考:MSDマニュアルプロフェッショナル版|中絶

参考:StatPearls(NCBI)|Abortion Complications

参考:日本産婦人科医会|妊娠12週未満の人工妊娠中絶手術による合併症(調査結果)

中絶手術の精神的リスク

身体的なリスクに加えて、精神面への影響を心配される方もいらっしゃいます。ここでは、中絶後に起こりうる中絶後遺症候群(PAS)について解説します。

中絶後遺症候群(PAS)とは

PAS(中絶後遺症候群)あるいはPASS(中絶後ストレス症候群)は、正式な精神疾患としての診断基準は確立されていませんが、中絶後に特有の心理的反応を表す概念として知られています。

症状としては、罪悪感・不安・フラッシュバックなどが挙げられます。

ただし、こうした感情を抱くこと自体は自然な反応であり、多くの場合、時間の経過とともに改善するとされています。

精神的ケアの重要性

つらい気持ちが長く続く場合は、一人で抱え込まず、信頼できる家族・友人・医療機関に相談することが大切です。婦人科や心療内科で専門的なサポートを受けることもできます。

参考:Medical News Today|What is post-abortion syndrome?

参考:Medical News Today|Post-abortion syndrome: Is it real?

重篤な合併症の発生はまれ

中絶手術において重篤な合併症が発生する確率は1%未満です。また、人工妊娠中絶を受けることで、以後の妊娠リスクが上昇することはないとの報告もあります。

適切な医療環境で、経験豊富な母体保護法指定医が行う手術であれば、安全性は高いといえます。

過度な心配は回復の妨げにもなりうるため、信頼できる医師のもとで安心して手術に臨んでいただくことが大切です。

参考:MSDマニュアルプロフェッショナル版|中絶

リスクを抑えるために大切なこと

中絶手術のリスクを最小限に抑えるために、知っておきたいポイントは以下の通りです。

  • 妊娠初期のうちに受診する
  • 母体保護法指定医のいるクリニックを選ぶ
  • 術式の確認(吸引法の安全性)
  • 術後の過ごし方のルールを守る

それぞれ解説します。

妊娠初期のうちに受診する

妊娠週数が進むほど、手術の難易度と身体への負担が増します。妊娠6〜9週の初期中絶はリスクが低いとされていますので、早めの受診をおすすめします。

悩んでいるうちに、週数が進んでしまった……という場合はなるべく早くご相談ください。

母体保護法指定医のいるクリニックを選ぶ

中絶手術は母体保護法指定医のみが実施できる医療行為です。経験豊富な医師が在籍し、設備が整ったクリニックを選ぶことが、リスク低減の重要なポイントです。

当クリニックは、患者様に安心していただけるよう丁寧な説明や対応を心がけています。一人で悩まず気軽にご来院・ご相談ください。

術式の確認(吸引法の安全性)

吸引法はWHO(世界保健機関)が推奨する術式で、子宮内腔への負担が少なく、術後の回復が早いとされています。

とくにMVA(手動真空吸引法)は、使い捨ての柔らかいプラスチック製器具を使用するため、衛生面でも安心です。

「術式を選べるクリニックかどうか」も、リスク軽減のために大切ですので「料金が安ければよい」と考えず、安心できるクリニックを選びましょう。

術後の過ごし方のルールを守る

手術後は、体の回復を促すためにも、医師の指示に従って過ごすことが重要です。術後の検査は必ず受け、性行為や入浴などの制限期間もしっかり守りましょう。

「運動は?」「これはどうなの?」と気になることがあれば、気軽にご相談ください。

グランレディースクリニック渋谷の中絶手術について

グランレディースクリニック渋谷では、患者様のお気持ちに寄り添い、安心して手術をお受けいただける環境を整えています。

特徴①:WHO推奨のMVA(手動真空吸引法)にも対応

柔らかいプラスチック製の使い捨て器具を使用するため、子宮内腔への負担を大きく抑えられます。使い捨て器具で衛生的、感染リスクも低い術式です。

従来の掻爬(そうは)法に比べて、身体への負担が少ないとされています。

特徴②:プライバシーに配慮した診療体制

中絶という行為は、理由があっても人に知られたくないデリケートな問題です。当クリニックはプライバシー保護を徹底し、患者様が安心してご相談できる環境を整えています。

当クリニックの中絶手術についてくわしくは、中絶手術ページをご覧ください。

まとめ

中絶手術には身体的・精神的なリスクが伴いますが、重篤な合併症の発生確率は1%未満とされており、適切な医療環境で行われる手術の安全性は高いといえます。

リスクを抑えるためには、早めの受診、母体保護法指定医の在籍するクリニックの選択、術後の過ごし方を守ることが大切です。不安やお悩みがある方は、お一人で抱え込まず、まずはグランレディースクリニック渋谷にご相談ください。

中絶手術のリスクに関するよくあるご質問Q&A

Q. 中絶手術で不妊になることはありますか?
A.

中絶手術が原因で不妊になるリスクは極めて低いとされています。手術後に子宮内腔がきちんと回復し、排卵が再開すれば妊娠は可能です。

まれにアッシャーマン症候群(子宮内腔の癒着)が起こることがあるため、術後検査をしっかり受けることが大切です。

中絶後になりやすい病気については以下のコラムでくわしく解説しています。
中絶後になりやすい病気

Q. 中絶手術の回数が増えるとリスクは高くなりますか?
A.

回数そのもので合併症リスクが大幅に高くなるわけではありません。

ただし、掻爬法を繰り返すと子宮内癒着が起こりやすくなるとの報告があるため、WHO推奨の吸引法を採用しているクリニックを選ぶとリスクを抑えられます。

Q. 中絶手術後、精神的につらくなったらどうすればいいですか?
A.

中絶後に罪悪感や喪失感を感じることは珍しくありません。時間の経過で改善することが多いですが、つらい気持ちが長く続く場合は、一人で抱え込まず信頼できる方や医療機関にご相談ください。

Q. 中絶手術は痛みがありますか?
A.

手術中は麻酔を使用するため、痛みを感じることはほとんどありません。術後に軽い腹痛が出る場合もありますが、通常は数日で治まります。

数日経過しても痛みを感じる場合は早めに手術を受けたクリニックへご相談ください。